会員学生の皆さん、こんにちは。
先週お伝えした中国安全部No.２の董経緯（董经纬）の件ですが、すでに英語でも多数発信されています。
（米国に逃げたのですから米メディアが発信するのは当然ですが）
ところが先週、このネタをみなさんにお伝えした直後に、中国側が「董は逃げていない」という意味なのか、政府広報がタイミングよくこんなニュースをブチ込んでまいりました(^o^)
政府広報【赵克志出席上海合作组织成员国安全会议秘书第十六次会议】
（趙克志が上海協力機構安全会議秘書第１６回会議に出席）
http://www.gov.cn/guowuyuan/2021-06/23/content_5620458.htm
中国共産党ニュースネット【赵克志出席上合组织成员国安全会议秘书第十六次会议】
（趙克志が上海協力機構安全会議秘書第１６回会議に出席）
http://cpc.people.com.cn/n1/2021/0624/c64094-32139066.html
ここに出てくる「上海合作组织成员国安全会议」とは、日本語では「上海協力機構」と訳されています。
wiki【上海協力機構】
https://ja.wikipedia.org/wiki/上海協力機構
この機構は、中国、ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン、パキスタン、インドの8カ国に、オブザーバー国としてモンゴル、ベラルーシ、イラン、アフガニスタンの4つの国、さらにアルメニア、アゼルバイジャン、カンボジア、ネパール、スリランカ、トルコの6つの対話相手国で構成する国際組織です。
昨年からは武漢ウイルスの世界的蔓延が影響して、参加国代表は各会議リモート形式参加による会議になっていますが、犯罪対策・テロ対策などの国内治安が主たる議題となる安全会議ですから、中国側のトップは国家公安部（日本で言う警察庁）部長が出席します。
