会員学生の皆さん、こんにちは。
日中の陽気に「やっと春が来たな」と感じるようになりましたね(^o^)
私もこの時期に重なった青色申告と、次の自著原稿ゲラ仕上げと、今年の秋のお楽しみの仕込みを終えて、ホッとしているところです。
が、こんな春の日の同じ青空の下で、侵略戦争が大詰めになっています。
今回のロシアによるウクライナへの侵攻については、私は絶対に反対の立場をとっています。
そもそも国境というのは、双方の先祖が命がけで守ってきた神聖不可侵の境界線であり、いかなる理由があろうとも、これを超えて攻撃を仕掛けるのは正当化できるものではありません。
今回の「矢弾の」戦争の経緯を見ると、ロシアがベラルーシなどの隣国で演習を行い、ウクライナに圧をかけていたことは周知の事実ですが、最初に砲撃を加えたのはたしかにウクライナです。
ただし、自国領内のロシア勢力に、ですよ。
2月5日
【ДОНЕЦК ОКАЗАЛСЯ ПОД МАССИРОВАННЫМ МИНОМЕТНЫМ УДАРОМ ВСУ】
(タイトル訳:ドネツクがウクライナ軍による大規模な迫撃砲攻撃を受ける)
https://u-f.ru/news/army/u9/2022/02/05/330544
ロシア民族とこれを守るロシア軍駐留部隊がいるとは言え、国際的にはこれはウクライナ領内から領内の砲撃。
日本では国内にいる外国人勢力との対立を解決するために国内で砲撃する、なんてことはないので、私達とはちょっと概念が違います。
(だから自国内に帰属が異なる外国勢力を定着させてはいけないのです)
その前段階にはロシア特殊部隊を含むロシア軍によるウクライナ東部での駐留があり、
↑
その駐留の理由は合意を守れないウクライナ側の、この地のロシア民族に対するネオナチ勢力の攻撃や虐殺が存在し、
↑
それはなぜかというとクリミア戦争でのロシアのウクライナ侵攻があったからで、
↑
それは「ロシア人の保護」という大義名分でロシアが入ってきたからで
↑
ソ連=ロシアに対するウクライナの怒りも当然であり、
↑
そもそもウクライナは昔はソ連の一部だったりしますが
↑
だけどナチスドイツによってソ連から一度は解放されたのに・・・
と、時を遡れば侵略と撃退、少数民族への反撃の繰り返しなのです。
これは世界各地に言えることですが、どの時間と地域を論じるかによって、侵略なのか民族同胞の保護なのか、評価は違います。
しかもそこにアメリカやNGOなど他国勢力が入り込んで反政府活動を展開したりしていたのですから、ややこしい。
世界にはナチスドイツによって解放された国もあるのです。
それもまた歴史ってものですよ。
私はここに「ナチス=何でも悪!」と凝り固まった頭で世界を見ようとする世界平均的「良識」や「善悪二元論」の限界を感じるのです。
ウクライナの歴史は、大国に隣接し、ときに挟まれる地方の悲劇であり、運命であり、それを乗り越えて今も存在できると言う誇りでもあるのだと、私は考えています。