会員学生の皆さん、こんにちは。

今回保守派が大騒ぎとなっている入管法改正ですが、移民反対の部分だけが先走りして、ややこしくなっています。

そんなわけで、本来なら坂東学校のみでお伝えすべき内容であるところ、久しぶりの授業参観と致しました(^o^)
みなさんいらっしゃいませ!

今回の法改正、何が改正されようとしているか、皆さんはご存知ですか?

大きな項目としては

第一 出入国管理及び難民認定法の一部改正
第二 法務省設置法の一部改正
第三 附則

の3つが上げられていて、問題となる特定技能1号2号の資格新設は「第一」に入っています。

でも「第二」には美味しいところもあって、現在の入国管理局が「入国在留管理になる上で必要となる関連条項の改正が盛り込まれています。

【出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律案要綱】
http://www.moj.go.jp/content/001273525.pdf

多くの保守派の皆さんはこの美味しい部分を知らないのです。

当然です。
本来ならこうした公務機関の法改正案や資料統計の発表などは、公共放送たるNHKが発表すべきところこれをせず国民はそんなことを知らないからです。
仕事しろよ(-_-;)

【NHK、受信料を59円引き下げる代わりに、
ネット同時配信化でスマホ所有者からも徴収開始へ】
http://hosyusokuhou.jp/archives/48826120.html
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加えて、今回野党側はいつもどおりの「自民あっての反自民」をまたやっているかのように見えますが、そもそも特定世界市民勢力にしか支えられていない野党のみなさんが蓮舫さんを筆頭に移民に反対している段階でおかしいでしょ?

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彼らが本当に反対しているのは、実はこの「第二」

つまり現在の入管が「入国在留管理」に格上げされてしまうと、日本を非武装中立の無国籍多民族エリアにしたいところ(さらにその後は特定国家の傘下に入りたいところ)、それができなくなるからですよ。

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(ちっ!)

ちなみに私は信仰心がないので総理や菅さんの意図は不明ですが、本校ではすでにお伝えしたとおり、また昨日の集会でも申し上げたとおり、自民党内の部会発言議員の9割は反対でした。

昨日は反対集会で、そんなお話をしてきました。↓

(ちょっと音質が悪いのですが宜しければイヤホンなどで御覧ください。
ちなみに動画内で言っている「どうすんだじいちゃん」と言っているのは、
戦争で靖国に直行してしまった私の祖父のことです(^_^;))

【緊急!移民反対集会!すでに260万人の移民がいる、坂東忠信氏】
https://www.youtube.com/watch?v=JQ5t3Bz89gk

しかし自民党内の保守系議員や見識のある議員たちも、国民(含 企業トップ)が作り上げた職業差別意識による人手不足の現実を突きつけられては、太刀打ちできない。

私からすれば、ワンセットの法改正にせず「もう一回作り直せ」と申し上げたいですが、閣僚や官僚ではない議員ですから、上がってきた法の審議がお仕事であって、1から理想を盛り込むには限界があります。

党組織の議員というのは、私のような言いたいことを言ってられるヤツとはだいぶ違うのですよ(^_^;)

そこで反対派議員は、この法案に決議文を付けることで、慎重な運用になるよう歯止めをかけたのです。

【自民部会、入管法改正案を了承 
外国人労働者受け入れ基準「厳格化求める決議案」まとめる】
https://www.sankei.com/politics/news/181029/plt1810290039-n1.html

この決議文はネット上に公開されていませんが、私が確認したところ、各方面において外国人枠を増やす場合は党と必ず相談し党の論議を踏まえることや、現場の意見を尊重すること、十分な討議を重ねることなど細かいハードルがいくつもついています。

この法改正の全体像や決議文を知らず反自民を叫ぶだけでは、分裂して特定勢力の思うツボ、国が滅ぶよ(T_T)

で、私が見たところ、この改正法案、安倍政権のうちは大丈夫かも。

でも政権が交代したら完全にアウト。

これは自民党安倍政権のいつものやり方で、これが動画内で申し上げている「門戸全開で敷居の高さ2m」ってやつなんです。

みなさんも外国人の看護婦さんに診てもらったことないでしょ?(^_^;)
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というのも、すでに野党の顔色見て門戸開いたフリしてバカ高い敷居で実質無力化している法改正が他にもいくつかあるんです。
うまいと言えばうまいが、危ないです。

そもそもなぜこの改正案に「第一」と「第二」を一緒に盛り込んでしてしまったのか?

おそらく今回も野党に美味しいところを見せて歯止めをかけつつ、東京五輪を前に「入国在留管理庁」創設を急いでいるからでしょう。

入管はすでに覚悟を決め、今年の2月には難民審査システムを大幅に改善。

だから偽装難民やら不法滞在者ら収容された外国人が暴動を起こしているのです。

【【茨城】入管施設で外国人30人が抗議のハンスト
東日本入国管理センター
「食べないから要求がかなうわけではないので食事をとって」 】
http://www.moeruasia.net/archives/49618381.html

さらに入管は今回の法改正を呑んだ上で、入国を受け付けない措置も考えています。

【【法務省】在留資格の更新指針改定、社会保険料滞納で在留資格取り消しに】
http://www.moeruasia.net/archives/49617370.html

【新在留資格 一部の国を制限の理由 送還拒否が深刻な影響】
https://mainichi.jp/articles/20181010/k00/00m/010/162000c

しかしながら、今回の入管法改正は野党勢力側の情報戦勝ち。
硬軟ワンセットで案を出した段階で自民の負け。

つまり
● 法が改正されても保守派の自民離れを誘発し、
● 改正を阻止できれば激増する外国人を管理できるはずの「入国在留管理庁発足」が遅れ、在留管理・取締りのない、特定世界市民に優しい無国籍列島になる
というわけです。

だから入管格上げについて、野党は触れずに騒いでる。
マスコミも国民に報じない。
そして保守派が不安になって全体を見ることができない。

今回の野党のやり方は、単に反自民としての反対ではないので、ナメてると危ないよ。

‘国民の信頼も得られず、すでに失うものがない活動家上がりとか移民議員が多いんだから。

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だからこそ、私は教養なき学歴偏重の問題を提起しているのです。

これに関しては12月末に拙著が出ますが、国民の学歴偏重意識が変われば、来年からでも若い労働力が増えるんです。

それに、
● 外国人に対する奨学金支給制度、
● 外国人に対する生活保護支給、
● 実質バリバリに政治活動を展開しているNPO団体への補助打ち切り、
などなど、その他経済学者の先生方が知恵を合わせれば、財源も労働力もまだまだ出ると思いますよ。

「外国人出て行け!」だけでは解決不能な国民各自の問題だからこそ、各自の意識改革が大切。

国民各自の意識改革にはカネがかかりません。

しかし日本の改革には「議員がー!」「自民がー!」「安倍がー!」と騒いで誰かの責任にするだけではなく、自分も参加し生活や運命を変えるくらいの覚悟がいるのです。